プラスチックのクソとイナゴの馬鹿の話

原稿中にペンタブの芯が替え時を迎えるもストックが無く、やむを得ず作業を中断する異例の事態が巻き起こった。ただでさえカツカツなところへ5pの増ページが決定した矢先にこれはかなり辛い。

ふと自作替え芯の話を思い出し、パスタ、爪楊枝、綿棒、ピン等で代用を試みるもすべて失敗に終わったので致し方なくamazonで替え芯を注文する。たかが数ミリ減っただけですぐに替える羽目になる何の変哲もないプラスチックの棒切れ5本に800円の価値があるはずがないと心の底から思うが、かといって無印良品の細軸綿棒を買うためだけに640円の交通費を払って買いに出かけるのも気が引ける、なによりよりによって休日に外出など狂気の沙汰なので絶対にしたくない。amazonでクソ高い棒切れを買うか、200本入り数百円の綿棒を買うかで結構迷ったけど、後者は発送に5日かかるとか抜かすし本当に上手いこと替え芯として働いてくれるかも未知数だったので私は安心なクソを買った。プライムでも届くのは日曜なのでそれまで悶々としながらネームでも練り直そうと思う。

 

それと今朝散歩に行ってきて家に入ろうとしたら庭先にイナゴが鎮座しており戦慄した。本当にどいてほしかったので遠くから石を10発以上投げたけどびくともしないので馬鹿だと思った。普通に過ごしていて石が10個以上降ってくるなんてまずないしすごく危ない状況だと思うんだけど、よっぽど重要なことをしている最中なら居座り続けてもまだ分かるかもしれない。でもそいつは何もしていなかった。私は馬鹿に構うのをやめ、そうだ裏庭から回ればええんやということにはたと気が付いたので事なきを得た。馬鹿に己の馬鹿さ加減を知らしめようとはせず、自分が動いて問題を解決する辺り大人な対応だったと思う。