大和言葉の本

おい…。なんか読書してたんだけど、

「扉」は「戸の片(とのひら)」の意。「片」とは「薄くて平らな形状の物」のこと。「花びら」「札びら」「ひとひらの雲」などのひら。扉も、こうしたひらひらするものの仲間だと思うと、ちょっとかわいらしく見えますね。

とか書いてありワクワクしてしまった。ワクワクっていうのはあれかな、「何かが湧き上がってくる」の「わく」からきてんのかな。でもそれならば「ワキワキ」でもよかったような気もする。「ワキワキ」だと「ワクワク」と「ウキウキ」の中間みたいな感じだ。

「わくわく 由来」でググったらやっぱ「沸く」からきてるみたい(「湧く」ではなかった)。ちなみに「うきうき」は「浮く」からきてた。私はワクワクの方が好きだ。

言葉みたいな曖昧でモヤリとしたものをどうにかして整理し順序立てて誠実に公平に説明しようとしてくれる人やもの(その分野の研究者や辞書など)のこと大好きなんだけど。こうも人間の生活に当たり前に浸透しきっているのに(この思考の大部分でさえも)、実は皆少しずつ違う認識でこれらを使っていて、そのちょっとした差に一喜一憂していて、その差は別個体である以上完璧に埋めることはできないけど(そもそも埋まることは正しくないし)、それでも認識の円と円の重なる部分というのはあって、そこを慎重に見極めて取り出すっていうは本当にすごいことだ。「なんかこの言葉の意味自信ないなー」ってときに調べて、寸分の狂いなくピッタリした説明を返されるとすごくスッキリ爽快のち安心だもの。曖昧なものをシャキっとできるの気持ちいいよね知ってる、シャーペンでガリガリ当たりとったりしながららくがきした絵をちゃんとペンで一本線にして消しゴムかけるの超快感だから知ってる。背景のパースだとか定規だとか全部無視したら漫画描くの楽しいので超よかったです。