つまらない生活をしているつまらない人間

イベント後に新宿の美術館とアートギャラリーに行ってホテルに一泊して翌朝赤坂見附の朝食ブッフェ行って江の島水族館に行って帰宅したんだけど、東京の街を歩いたり電車に乗ったりしているだけで「あ…私だめじゃないな」みたいな、できる女になったような錯覚がとても楽しかった。たった一日でも東京でうまくやれたという実感、他人は私のことなど気にも留めぬ背景素材、東京で目立たないということはすなわち馴染めているからであって、これは素晴らしいことだ。朝6時過ぎにはホテルを出て駅に向かったのだけど、早朝だというのに走っている人、歩いている人、犬の散歩をしている人、ラジオ体操をしている人、自転車をこいでいる人、ローラースケートをしている人など多種多様・豊富におり、都会の懐の広さを感じた。私の家の近所でやってたら、なんやあいつ、と思われるであろうこと請け合い。なんか、東京なら新しい人間関係を築けそうな感じがなんとなくした。ちょっとぐらい知らない人でも声とかかけられそうな感じ。あんなに人がいるのだから、逆に怖くない感じ。日常生活が煮詰まって面白いことがなにもなくて、無理矢理やる気を出さなければなにもできない状況だから、今は都会の刺激が羨ましく感じる。でもカイジは面白い。